展覧会を監修する篠田謙一氏(国立科学博物館副館長兼人類研究部長)
今秋から来年にかけて、国立科学博物館で「古代アンデス文明展」が開催される事となり、都内で記者発表が行われた。
アンデス地域に人類が到達した先史時代から、16世紀にスペイン人が院か帝国を滅ぼすまでの約1万5,000年間に、多様な環境に応じて花開いた9つの文化を取り上げ、古代遺物や黄金の仮面、ミイラなど、総計約200点で紹介する企画展。
展覧会は以下の6章構成
序章「アンデスへの人類到達」
第1章「アンデスの神殿と宗教の始まり」(カラル文化)
第2章「複雑な社会の始まり」(チャビン文化)
第3章「さまざまな地方文化の始まり」(ナスカ文化/モチェ文化)
第4章「地域を超えた政治システムの始まり」(ティワナク文化/ワリ文化/シカン文化)
第5章「最後の帝国 ─ チムー王国とインカ帝国」(チムー文化/インカ帝国)
第6章「身体から見たアンデス文明」
ティワナク遺跡からの出土品は、全て日本初公開となる。
展覧会は、国立科学博物館などで今までに開催されてきた「黄金の都 シカン発掘展」(1994年)、「世界遺産 ナスカ展」(2006年~)、「インカ帝国展」(2012年~)など、5つの展覧会で400万人以上を動員したTBSアンデス・プロジェクトの決定版という位置づけ。
「古代アンデス文明展」は国立科学博物館で2017年10月21日(土)~2018年2月18日(日)に開催。観覧料は一般・大学生 1,600円、小・中・高校生 600円。早割ペア得チケット(2枚分) 1,250円、グッズ付チケット(手ぬぐい、豆皿、キューピー) 各2,000円は2017年6月15日(木)10時から発売。
なお、東京展の後に新潟県立万代島美術館など2019年まで全国各地に巡回する。
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発信:
インターネットミュージアム