2017年4月17日(月)、東京・墨田区のすみだ北斎美術館で「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」のプレス向け内覧会が開催された。
葛飾北斎が描いた東海道五十三次シリーズを紹介する企画展。
東海道五十三次は歌川広重の作品として名高いが、北斎は広重より約30年も前に東海道五十三次シリーズを作成。その数は当時の絵師の中では群を抜いており、人気が高かった事もうかがえる。
北斎が描いた東海道五十三次は現在7種類知られているが、展覧会ではうち6種類を展示。中でも《春興五十三駄之内》の初摺の揃いは、すみだ北斎美術館が所蔵する本作しか知られていない貴重な作品(前後期で全場面を展示)。鳥の目線で江戸から京までの東海道の道のりを一図におさめた《東海道名所絵一覧》も見どころとなる。
手覧回では弟子が描いた東海道の作品も紹介し、北斎の東海道が後年に与えた影響にも迫る。
開館記念展Ⅲ「てくてく東海道-北斎と旅する五十三次-」は、すみだ北斎美術館で、2017年4月18日(火)~6月11日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円、高校生・大学生・65歳以上 700円、中学生・障がい者 300円。
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