2017年4月11日(火)、東京・港区の根津美術館で「燕子花図と夏秋渓流図」のプレス向け内覧会が開催された。
毎年、この時期に公開されている尾形光琳(1658~1716)による国宝《燕子花図屏風》に加え、今回は鈴木其一(1796~1858)による《夏秋渓流図屏風》を並べて展示。
無背景に燕子花のみを描き衣裳デザインのような《燕子花図屏風》と、何気ない情景のように見えながら非現実的な感覚を湛えている《夏秋渓流図屏風》は、創作の上では直接の関係は無いが、縦型のモチーフをリズミカルに配置した律動感や、金地に青や緑が映える色彩などの点では共通項も見受けられる。
琳派の二大傑作に加え、光琳以前の琳派の金屏風や、其一が活躍した19世紀前半から、20世紀初頭までに制作された作品も展示する。
テーマ展として、「仏教美術の魅力―金銅仏―」(展示室3)、「行楽を楽しむ器―提重と重箱―」(展示室5)、「新緑のころ―初夏の茶の湯―」(展示室6)も同時に開催される。
「燕子花図と夏秋渓流図」は根津美術館で、2017年4月12日(水)~5月14日(日)に開催。観覧料は一般 1,300円、学生(高校生以上)1,000円。
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