2017年3月2日(木)、東京・千代田区の東京国立近代美術館で「マルセル・ブロイヤーの家具: Improvement for good」のプレス向け内覧会が開催された。
パリのユネスコ本部やニューヨークの旧ホイットニー美術館(現・メトロポリタン美術館分館)を設計した建築家としても知られるマルセル・ブロイヤー(1902-81)の、家具デザインを紹介する展覧会。
ブロイヤーはハンガリー出身。ドイツの造形学校・バウハウスで学び、23歳で《クラブチェア B3》(ワシリーチェア)を考案。自転車のハンドルバーからヒントを得て作られたこの椅子は、たっぷりとしたクッションや大仰な布張りをすっかり取り除いて、それまでの重々しい椅子のイメージを一新した名作として知られている。
展覧会ではバリエーションが異なる4種の《クラブチェア B3》など、約40点の家具を展示。日本との関係を紹介する資料も含め、プロイヤーによるモダンデザインを展観する。
日本でマルセル・ブロイヤーをテーマにした展覧会が開催されるのは、本展が初めてとなる。
「マルセル・ブロイヤーの家具: Improvement for good」は東京国立近代美術館で、2017年3月3日(金)~5月7日(日)に開催。観覧料は一般 430円、大学生 130円、高校生以下は無料。
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