世界有数の浮世絵コレクションを誇るボストン美術館から、幕末に絶大な人気を博した二人の浮世絵師、歌川国芳(1797~1861)と歌川国貞(1786~1864)の作品170件(約350枚)を展示する企画展が開催される事となり、2015年12月1日(火)、都内で記者発表が行われた。
国芳と国貞は、初代歌川豊国門下の同門。作風は対照的で、国芳は豪快な武者絵と大胆な構図、国貞は粋な美人画や光輝く役者絵で一世を風靡した。
展覧会は二幕構成。さらに小タイトルに「物怪退治英雄譚(モンスターハンター&ヒーロー)」「畏怖大海原(ホラー・オブ・ウォーター)」「三角関係世話物(トライアングル・オブ・ラブ)」「今様江戸女子姿(エドガールズ・コレクション)」など現代風のキャッチを設定。日本美術に詳しくない人にも直観的に楽しめるように工夫した。展覧会の監修は、東京国立博物館の松嶋雅人研究員が務める。
展覧会のオフィシャルサポーターには、歌舞伎俳優の中村七之助さんが就任。音声ガイドのナビゲーターも担当する。イメージソング「Ups and Downs」は、B'z松本孝弘さんによる書下ろし。
「ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞」は2016年3月19日(土)~6月5日(日)、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催。入館料は当日券が一般 1,500円、大学・高校生 1,000円、中学・小学生 700円。前売券(それぞれ 200円引)、「猫スカル」缶バッジ付チケット(1,800円)は、2016年1月19日(火)から発売。早割ペアチケット(2枚1組 2,000円)は12月1日(火)~2016年1月18日(月)に発売。
Bunkamura ザ・ミュージアムで浮世絵展が行われるのは、本展が初めて。東京展の後には神戸(神戸市立博物館:6/18~8/28)、名古屋(名古屋ボストン美術館:9/10~12/11)に巡回する。
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