2013年3月28日(木)、千葉県栄町にある龍角寺の本尊「銅像薬師如来坐像」(国の重要文化財)が、千葉市美術館で行われる美術展に出展されるために搬出された。
「関東の白鳳仏」として知られる同像は約1300年前の飛鳥時代後期につくられ、等身に近い像としては関東最古。堂から出た記録も残っていないという。
この日は美術運送の専門業者が慎重に厨子から像を搬出。担当学芸員らが状態を確認した後に厳重に梱包され、専用のトラックで千葉市美術館へと運ばれた。
展覧会は房総の仏教文化の本質を探る企画で、房総半島各地から選りすぐりの仏像約150体が集結。長らく非公開だった秘仏や新出の仏像も数多く含まれる。
「仏像半島―房総の美しき仏たち―」は千葉市中央区の千葉市美術館で、2013年4月16日(火)~ 6月16日(日)に開催。観覧料は一般当日1,000円、大学生700円。
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