2011年8月10日(水)、三重県津市の高田本山専修寺は、浄土真宗の宗祖・親鸞が鎌倉時代に執筆した「西方指南抄」から、親鸞の直筆と推測される弟子などの名前を記した紙片を発見したと発表した。
10月に東京国立博物館で展示するため、同寺が京都府の修理所に出したところ、表紙を守るため、表側を布、裏側を紙で張り合わせた袋とじの中から見つかった。
同寺は親鸞の書物などを約30点所蔵しており、同寺宝物館の新光晴主幹は「親鸞の直筆に間違いない」と話している。
西方指南抄は、親鸞が1257(康元2)年ごろ、師匠の法然の法語などをまとめた6巻の書物。1953年に国宝に指定されている。
紙片は、東京国立博物館で写真が公開される。
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